プロジェクト紹介

長編ドキュメンタリー映画「Life」制作・上映

 

《Story》

「本当に助けて欲しいって思った時には、来なかったねえ、誰もー。」

舞台は、福島第一原子力発電所の北22km。津波に見舞われた福島県南相馬市萱浜(かいはま)地区。消防団員の上野敬幸さんは、自宅にいた両親と子ども2人を津波で流され、必死に家族を捜していた。その最中、福島第一原発が爆発。街から人の姿は消え、警察も自衛隊も来ない。捜索のために避難を拒んだ上野さんの目に映ったのは、津波で一帯が根こそぎ流された萱浜地区に、たった一軒遺った我が家だった。

かつて6人が暮らした我が家に交錯する、過去と現在。やがて失われた命と、新しく誕生した命が共に歩む日々が始まった。3歳の長男が行方不明のままの上野さんは、捜索を続けるうち、放射能汚染のために「帰還困難区域」となった、大熊町へ向かう。そこには、原発事故のせいで捜索の機会すら奪われた家族がいたー。

「福島の津波は、決して過去のものではないー。」

津波で家族を亡くした人たちの、震災後の5年を追ったこのドキュメンタリーは、原発事故による被災の“知られざる一面”を描くものである。そして、最後に主人公の上野さんが下した、苦渋の決断とはー。

《制作期間》

約5年半(2011年夏〜2016年12月末)

《作品基本情報》

【2017年/115分/16:9/カラー/日本】
監督・撮影・編集/笠井千晶
音楽/Steve Pottinger
タイトル題字/優和恵
イメージ画/小原風子
企画・製作/想い願うプロジェクト
制作著作/Rain field Production